兵務庁から発行されている機関紙「青春礼賛」にソンウ君のインタビューが掲載されました!
軍楽隊の制服を着たソンウ君が表紙を飾り、4ページの特集記事が掲載されています!
機関紙のPDFは兵務庁のサイトからDLできます。
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ここからはインタビューの和訳をお届けします!
2023年4月17日。「力の強い女 カン・ナムスン」の撮影を終えたオンソンウは軍人になった。着実にドラマや映画に出演し、多くの視聴者に愛されたことを常に感謝してきたオンソンウ。ゆえに今こそ国防の義務を果たす時だとより強く思い、さらに凛々しくしっかりとした姿で戻ってきたいと考えた。だからだろうか。入所の日にも周囲の遠慮がかすむほどに笑いながら最後の(?)食事を終えた。
「『力の強い女 カン・ナムスン』で、ヒシクが留置場に閉じ込められるシーンがあります。その撮影日に、マネジャーさんやスタッフさんたちの表情が意味深な感じだったんです。実はその日に招集の通知が来ていたんですね。覚悟はしていましたが、やはりハッ!となりました(笑)。
ですが実感があまりなく、動揺はしませんでした。むしろ帰宅する車の中でも撮影の最終日に重ならなくてよかったという思いしかありませんでした」
「PRODUCE 101」から「力の強い女 カン・ナムスン」に至るまで、歌手そして俳優として様々な経験を積んできた彼にとっても、軍隊での経験は新鮮だった。特にそう感じたのは、入隊直前に撮影を終えたドラマ「力の強い女 カン・ナムスン」を完全に一人の視聴者として見た時だ。
「最初はただ不思議な気持ちでした。ですが一緒に見ていた隊員たちが面白いと言ってくれて、続きが気になっている様子を見ていると、ありがたい気持ちがわいてきましたね。
ラブシーンの時には『チャンネル変えろ〜』と言われたりもしました(笑)」
新兵訓練隊の時期には、まだ軍人になれない不安定な訓練兵の状態から少しでも早くつらい気持ちを振り切りたいという思いがあった。ゆえに中隊長訓練兵に志願し、与えられた仕事のすべてにベストを尽くして忙しく訓練に臨んだ。いつの間にか永遠のように思えた訓練隊生活も終わり、200人を超える訓練兵を代表する凛々しい姿で両親の前に立つことに。自ら責任感を背負い意味を見出しただけに、充実感はもちろん、つらさの分だけ成長できた。
グループ活動やドラマ出演などを通じて何かに所属するという経験を重ねてきた彼は、また一つ”共にする存在”である軍楽隊に出会った。個性も性格も違う他人が集まっているにもかかわらず衝突がほとんどない点や、明るい雰囲気、そして何よりどんなステージでも高レベルの公演をやりきる軍楽隊の実力に驚嘆した。ゆえに「自分も頑張らねば」という思いを強く持ったという。
「現在は第6歩兵師団の軍楽隊で、フルート、ダンス、歌、MCといったポジションで任務を遂行しています。こうして季節や状況、お客様に合わせてステージを準備していると、自然と公演全体を見渡せるようになりましたし、ステージ上で観客に伝えようとするメッセージをより的確に伝えられるようになりました」
「楽器、ダンス、歌、声楽、バンド、作曲、エンジニアの全てが可能な万能軍楽隊」という彼の表現から、所属部隊への強い愛情が感じられる。軍楽隊の隊長への感謝も欠かさなかった。同じグループのメンバーやファンクラブの応援に馴染みのあった彼にとって、上司からの厳格な助言と人間的な励ましはまた違う温もりとして心を染めた。
「入隊前は幹部といえば怖くて厳しいイメージがありましたが、実際にはそうではないことを知りました。厳しい言葉と共に温かく励まされるようなこともたくさん言ってくださいましたし、一人ひとりの状況や気持ちを細かく見つめてくれていることを感じました。今も軍楽隊を支える柱になってくださっていて、いつもありがたい気持ちです」
軍での生活は規則的な日課と厳しい訓練だけではない。彼はPX(軍内のコンビニ)で好きなショコララテを買ったり、新しく開店した部隊内のカフェで隊員たちとコーヒーを飲んだりしており、気持ちの満足度が高まる時間も増えた。2023地上軍フェスティバルではファンと共に踊ったSmokeダンスのショート動画が1400万再生を記録したこともある。そんなオンソンウにとって、一番記憶に残ることとは?
「報勲部の記念音楽会に参加して朝鮮戦争の参戦勇士の皆様に捧げる手紙を朗読し、バッジを贈呈させていただきました。軍人オンソンウとしてこうした意義ある行事に参加できたことが嬉しく、誇らしかったです」
そんな彼に軍生活のコツを聞くと、「自分が何をすべきか、なぜすべきか、その責任感と意味を見つければ軍生活が意味あるものになる」という答えが返ってきた。オーディション番組で自信を得るために審査員の前で自らAレベルだと手を挙げた”歌手”オンソンウから、今や”軍人”オンソンウとしてのプライドが感じられる。
「残りの服務期間はより誠実に懸命に頑張らないとという気持ちだけです。その後は元気に除隊してファンの皆さんに会いたいです。ファンのことを考えるとやりたいことが本当にたくさんありますね。僕が行くべき道、叶えたい目標など、たくさんの思いと計画にはいつもWELOがいて、おかげで軍生活をしながらさらに揺るぎなくなっていると思います」